難聴・耳鳴り・耳閉【治験例3】|あん鍼灸院

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耳鳴り

1.主訴

耳鳴り・耳閉難聴

2.患者樣

40歳代後半 女性

3.現病歴と症状

1)風邪をひいて10日後、夜中に右耳が痛くなり、脈動している「耳鳴り」と「難聴」が起こった。その後、痛みは消えたが、耳が詰まったような「耳閉感」がある。右耳が聞こえにくい。さらに、左からの声が、遅れて右から聞こえてくる(「音が二重に聞こえる」)。)
2)病院に通院したが、全く治らない。
3)前頭部に頭痛がある。前頭部の右側が脈動にあわせてズキズキ痛む。耳下も痛い。
4)吐き気がある。
5)動悸がある。
このような背景のもと、鍼灸での治療をしたいと来院されました。

4.治療結果

(1回目)脈診、腹診などから治療方針を決定。治療を開始した。
(2回目)前回治療の夕方から頭痛がなくなった。ついで吐き気も消えた。耳が詰まったような耳閉感がある。しかし、咳と痰が出始めた。
(3回目)痰がとれないので治療方針を変更する。唾液を飲み込むとガサガサという音が発症以前からずっとしている。耳の詰まりがまだあり、会話は耳の中でこもっている感じがする。
(4回目)咳と痰がなくなった。右耳は低音が聞こえにくい。
(6回目)脈動する耳鳴りが消えた。たまに、耳の詰まりが通り、普通に音が聞こえるときがある。
(8回目)耳の詰まりが軽くなり、詰まっている時間も短くなった。
(9回目)症状は、患者様の感覚では当初の約20%になったとのこと。脈が変化した。
(10回目)治療後は2、3日、症状がないことが多い。状態は良い。しかし、耳が詰まったような耳閉!感がたまにある。唾液を飲み込むとガサガサという音は小さくなった。
(11回目)「治ったんですよ」と患者様からの声。前回の治療から2~3日間は耳の詰まり感があったが、その後、「耳鳴り」「難聴」「耳閉感」「音が二重に聞こえる」、すべて消えていることに気がついた。
治癒(終了)

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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