不妊症【治験例23】|あん鍼灸院

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1. 主訴

不妊症

2.患者様

30歳代前半

3.現病歴と症状

1)病院で不妊治療(タイミング法と人工授精2回)を6年前から行っているが、妊娠できない。
2)3年前から体外授精移殖を4回行った。その4回のうち、2回目に妊娠したが8週目で流産した。現在、病院に4個の受精卵を凍結保管している。
3)移植する際、子宮内膜が厚くならない。また、卵胞の成長が遅いと言われている。
4)汗が頭にパッと出ることがある。
病院治療はしばらく休み、当院で鍼灸治療をして妊娠ができる体質にしたいと来院されました。

4.治療結果

(1回目) 脈診と腹診、および問診等から体と病、および十二経の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の経絡調整を行い、治療を開始。よく体質改善と言われます。妊娠がなかなかできないのは、その原因となる「病因」が必ずあります。その病因を治すことが目標です。
(9回目)汗がパッと出なくなった。鍼治療は以下、同じ証(治療方針)で行う。
(16回目)継続治療。病院では翌2月に移殖をすることが決定した。
(19回目)継続治療。先日、移殖。子宮内膜の厚さは7ミリであった。子宮内膜の厚さが薄い傾向にある。
(20回目)今回の体外授精移殖では、残念ながら妊娠できなかった。継続治療。
(29回目)生理があった。この5月は、基礎体温がきちんと低温期と高温期に分かれて2相を形成していた。低温期の体温は36.5度近辺、高温期のそれは37度であった。そろそろ次の移殖をしても良いと判断しました。脈は、変調している経絡が正常な状態に戻っていました。これを体質改善と言います。この後、6月に再度、移殖をすることになった。
(31回目)病院で先日、移殖を行った。凍結をしていた8分割卵を使用したとのこと。子宮内膜厚は前回と同じ、7mmでした。
(32回目)患者様が検査薬で調べたところ、妊娠陽性の反応がでた。基礎体温は37度である。
(33回目)病院で血液検査をした。判定はプラスで着床していた。5週目であった。
(34回目)6週目。心拍が見えた。
(36回目)8週目。胎児は20ミリ。
(37回目)10週目。胎児は順調に成長している。胎児は28ミリ。患者様の申し出により、今回で治療を終了した。

「基礎体温」が患者様の状態を表すバロメーターです。従って、この基礎体温がきちんと低温期と高温期を構成し、2相状態になっていることが重要です。とかく、病院では、体外授精や人工授精の時にあまり基礎体温を考えていないように思います。ホルモン療法を行うので基礎体温は関係ないというドクターの声を聞いています。それでは、体の気血を統括するネットワークである経絡の機能が働いていない状態のまま、つまり、体が正常な状態にないまま移殖などを行うことになります。妊娠はなかなか難しいと思っています。まず、きちんと原因を治癒させ、基礎体温を低温期と高温期の2相にもってゆきましょう。それをまもりながら原因を取り除けば、必然と基礎体温は正常に戻ります。それが、最低必要です。
また、当院では14週から16週までの治療をお勧めしています。それは、3、4ヶ月目で「心」(現代医学の 心臓)と「小腸」(小腸)の気が盛んになり、心臓が完成するからです。前の流産は8週目で心臓がきちんと形成できなかったことに寄るものです。従って、14週以上を目標に治療を続けられることが、良い結果を生むと考えます。

翌年の6月に誕生したお子様と当院を訪れて頂きました。可愛い男の子でした。お名前を聞いたところ、正にご両親の今の気持ちを命名に書き込んだという素晴らしいお名前でした。

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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