自声強調・耳鳴り【治験例5】|あん鍼灸院

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1.主訴

自声強調、耳鳴り

2.患者樣

30歳代後半 女性

3.現病歴と症状

1)5ヶ月前から「自声強調」がある。自分の発する大きい声が、耳に大きく響く。その音が脳に響くような感覚がある。他の人の声も大きく響く。さらには、物を落としたときの音は、耳にかなり響く。
2)音や声が二重に聞こえることがある。特に低音の男性の声がそうなる。2ヶ所から音が耳に入ってきている感じがする。しかし、高音の子供の声は普通に聞こえる。耳閉感はない。
3)右耳の耳鳴りがある。キーンとかチッチッという高い音が鳴る。就寝時に気になる。
4)発症時から眠れなくなった。寝つきが悪く、すぐ目が覚める。また、午前4時頃に目が覚めると、そこからは眠れなくなる。睡眠導入薬を服薬中である。
5)頭に血が上る感じがあり、暑くなる。逆上せ(のぼせ)がある。
6)寝汗がある。3ヶ月前から顔や首に多く汗をかく。
7)2軒の病院をまわり、MRIなどで病因を検査したところ、聴神経や耳管などに異常は無かった。しかし、「この病気の治療法はない」と診断された。
このような背景のもと、鍼灸での治療をしたいと来院されました。

4.治療結果

(1回目)脈診と腹診、および問診等から体と病、および十二経絡の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の経絡調整を行い、治療を開始した。病気にはその原因、『病因』が必ずあります。その病因を治すことが目標で、その手段として全身の経絡を調整することを『体質改善』と言います。
(2回目)耳鳴りを一日中、気にしていた状態から脱した。鳴ってはいるが、気持ちが落ち着いている。
(7回目)耳鳴りの音が小さくなって、たまに気にならないときがある。自声強調される反響音が軽くなった。音が二重になって聞こえていたが、それが弱くなった。不眠と寝汗はあるが、睡眠導入剤はもう服用しなくても良くなり、中止した。
(8回目)自声強調が気にならなくなった。友人と長く話しても自分の声はもう大きく響かない。低音のご主人の声も普通に聞こえるようになった。耳鳴りも気にならない。
(9回目)自分の声が響かなくなった。寝汗は相変わらず出ている。
(11回目)脈状が正常になった。少し自声強調があるが気にならなくなった。
(12回目)自声強調も耳鳴りも消えた。寝汗も逆上せもなくなり、良く眠れるようになった。
今回で、治療を終了した。

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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