過敏性腸症候群【治験例1】|あん鍼灸院

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1.主訴

過敏性腸症候群

2.患者様

10歳代後半 男性

3.現病歴と症状

1)3か月前、便秘の後に下痢(水様便)になった(便秘と下痢の交互繰り返し)。この状態が続くので病院に行ったところ、「過敏性腸症候群」と診断された。

2)その後は肛門が緩む感じがして、便が出てしまいそうな感じがする。肛門に力が入らない。しかし、トイレに駆け込むというほどではない。(肛門筋の緩み)
病院などに3か月間通院し、服薬したが全く治らなかった。勉強に集中できないので、当院で治療を受けたいと来院されました。

4.治療結果

(1回目)脈診と腹診、および問診等から体と病、および経脈十二経の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の気の調整を行う治療を開始。病は「体質改善」して治すとよく言われます。病にはそれを引き起こす「病因」が必ずあり、それを治すことが「体質改善」です。

(3回目)症状は変わらない。正午前から、上記の症状が起こる。

(4回目)便が普通に出るようになった。肛門も緩んだ感じがなくなってきた。患者様は当院に入ってくるや嬉しそうに話した。

(5回目)肛門が緩んだ感じや便秘・下痢が全くなくなった。

(7回目)脈状が平常に戻った。全ての症状はもうない。治療を終了した。

発症から時間が経っていないので治癒に要した時間は短かった。早めに治療を開始すると、こんなに早く病が根本的に治る。病は症状が出はじめたときに治療を開始することが重要です。時間が経てば、治すのにも時間が必要になります。

症状が体に出てきたときは、体が信号を発信しています。このような時、すぐに鍼治療を始め根本治療をすることが大切です。

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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