頭痛【治験例1】| あん鍼灸院

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1.主訴

頭痛

2.患者様

50歳代 女性

3.症状と現病歴、及び治療結果

表1.症状と現病歴、治療結果

症状 現病歴 治療(体質改善)結果
頭痛 主訴。20歳くらいからずっとコメカミがズキズキする頭痛に悩まされている。1月に1回程起こる。頭痛は、天候が雨天に変わる時、すなわち気圧の変動で頻発する。それも午前中に起こり、昼からは症状がない。 頭痛が無くなった。この頭痛は、人体内の圧力と外界の気圧が等しく保たれなくなったために発症する。例えば、晴れから曇天になった時、外界の気圧は下がる。そうすると、体内の圧力が外界に比べて相対的に高くなるので血管内は膨張し血液が大量に流れるようになる。そのため、ズキズキする頭痛が起こる。その時、体は通常、体内の圧力を瞬時に下げて外界の気圧に合わせるが、それができなくなって起こるのがこの頭痛である。病院では偏頭痛と呼ばれている。病名がおかしい。片側に起こることが多いので片頭痛とも呼んでいる。拡張性頭痛と呼んだ方が正しい。その解決策は、経脈の治療である。瞬時に対応できるように鍼で経脈の動態平衡機能を調節した。その結果、天候が急に変わっても頭痛が起こらなくなった。
首のつっぱり感 疲れると首の前側が突っ張る。天候の変化(気圧の変化)に左右される。その時に顎の下のラインに沿って右側に違和感(引っ張られた感じ)がある。鎖骨の下も同じ様な感じがある。また、耳の後ろが引っ張られるように痛い。 首の前側や顎の下の引き攣り感全てが無くなった。以降、出ていない。原因は首の前側を流れる経脈などの変動である。それに対して気の調整をした。
その他 1)踵のガサガサ

ガサガサが無くなった。踵に白化した角質剥離が無くなっていた。

2)骨棘(指の関節の盛り上がり)と指の曲がり

右手の示指と薬指、および左手の示指の第1関節が太くなって痛みが出ていたが、なくなった(ヘバーデン結節)。両手の小指がずっと前から曲がっていたが、真っ直ぐになった(これはヘバーデン結節ではなく原因が異なる)。

3)人間ドック検診

異常所見が全く無くなっていた。

色々ある鍼治療の中で、当院が行なっている鍼術の特徴は「根本治療」にあります。一部を除く殆どは対症療法で、病院も同じです。服薬や手術などは対症療法で、ずっと服薬をし続けても患部を手術で取ったとしても潜在した病因は、進行して再発または原因が同じ別の症状として発症します。根本的に病気の原因を治癒(根本治癒)させること、つまり「体質改善」が非常に大切です。

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院」

香川県高松市木太町1247-11
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