間質性膀胱炎【治験例4】|あん鍼灸院

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1.主訴

間質性膀胱炎/残尿感・頻尿・軟便・不眠

2.患者樣

40歳前半 男性

3.現病歴と症状

1)28歳頃から、もう12年間、排尿時ずっと「残尿感」が続いている。これが、患者様の最も苦痛とするところである。これをまず、治したい意向がある。
2)人と会話したり、電話やサイレンなどの音を聞いた時や、急に仕事が入って慌てた時に尿をもよおす「頻尿」がある。
3)病院に行ったところ、尿に細菌は見当たらず、さらに内視鏡で膀胱内を検査したが、「異常はない」という診断だった。水圧拡張試験は患者様が断った。その病院では「間質性膀胱炎」と病名診断した。薬もなく治療方法はないということだったが、心療内科を紹介され安定剤を服薬中である。間質性膀胱炎という病名は、膀胱炎でないので不適であるが、一般に使われる所以で同じ病名を使うことにする。
4)4年前から毎日眠れず不眠がある。昼間も夜間も眠れず、目が覚める。
5)4年前から胃が緩くゴロゴロ鳴り、「軟便」が頻繁に起こる。
6)別の病院では、昨年に「慢性前立腺炎」と病名診断されている。しかし、治療はなかった。
ずっと病院で治療をしてきたが、治らない。そこで鍼灸で治療をしたいと来院されました。

4.治療結果

(1回目)脈診と腹診、および問診等から体と病、および経脈十二経の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の気の調整を行う治療を開始。よく体質改善と言われるが、病にはそれを引き起こす病因が必ずあります。その病因を治すことが治療の目標です。この症状は、膀胱が求心力(陽の力)によって膀胱の中心に向かう力で固く収縮している。それゆえ、膀胱が小さくなっているので頻尿となる。そして、尿を全て出し切れず、残尿感がある。
(2回目)頻繁に起こっていた「軟便」が無くなってきた。
(4回目)夜、入浴後に残尿感があったが、日中の残尿感は無くなった。不眠があり服薬を継続している。夜も昼も眠れない。
(6回目)夜の「残尿感」が、無くなった。
(7回目)昼間は眠れるが、夜、眠れない。「頻尿」が無くなった。尿はスムーズに出ている。「軟便」も無くなった。
(9回目)「不眠」が無くなってきた。しかし、昼間がまだ眠い。服薬は中止している。
(10回目)前回の治療後、「不眠」が無くなった脈状が良くなってきている。
(11回目)脈状が良くなり、症状を示す脈の変動がなくなっていた。そして、昼間の眠さも無く、全ての症状はもうない。治療を終了した。

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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