不妊症【治験例21】《自然妊娠》|あん鍼灸院

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不妊症

1. 主訴

不妊症

2.患者様

30歳代前半

3.現病歴と症状

1)病院で不妊治療(タイミング法)を約1年間していたが、妊娠できなかった。次いで、人工授精を4回行ったが、それでも妊娠できなかった。
2)生理周期は、35日から65日と長い。生理周期が長い時、その間、低温期は約50日間続き、高温期は約10日間で短い。基礎体温曲線は二相になっているが、高温期ではその曲線が山型を示し、すぐに下がる。低温期は36度位、高温期は36.6~36.9度位である。
3)病院では、超音波画像診断で左卵巣に卵巣チョコレート嚢胞(子宮内膜症)があると言われている。3~4年前から排卵や生理時、左下腹部にチクチクする痛みが起こる。
4)10年前から筋肉が引きつるような右側の腰痛がある。
5)首の向きを変えた時、めまいが起こることがある。
6)低血圧である。収縮期血圧90mmHg/拡張期血圧50mmHg
7)手が冷たい。腰から下が冷えると訴える。
当院で鍼灸治療をし、「自然妊娠」を目指したいと来院されました。

4.治療結果

(1回目) 脈診と腹診、および問診等から体と病、および経絡の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の経絡調整を行い、治療を開始。
(3回目)この2、3日間、めまいがあった。鍼治療は以下、同じ証(治療方針)で行う。
(4回目)生理以降、低温期30日目である。体温が上がらない。健康診断では、血圧が低く収縮期血圧88mmHg/拡張期血圧47mmHgであった。自宅での灸治療を加えた。めまいがなくなっている。
(6回目)継続治療。生理から42日目に漸く排卵があった。その後、基礎体温が36.6度から36.7度に安定してきた。
(7回目)その後、ご自分でチェッカーを使い調べたところ妊娠反応が出た。排卵から14日目であった。当院で血圧を測定した。装置が違うが98/54mmHgであった。
(10回目)病院で検査したところ、自然妊娠であった。8週目の計算になる。3~4年前から左下腹部が痛かった。3軒の病院(内科と婦人科)に行ったが、異常なしと診断されてきた。最近までチクチクと針で刺したような痛みで、揉むとさらに痛くなる。そのような痛みがずっとあった。左卵巣のチョコレート嚢胞(子宮内膜症)であったと思う。患者様は、その痛みが、今は全くなくなっているという。
(11回目)9週目。つわりがなくなった。妊娠1、2ヶ月間は、赤ちゃんの「肝」(現代医学のj肝臓)と「胆」(胆囊)の気(経絡を流れるエネルギー)が盛んになり、その機能が活発に動きだし内臓を形成してゆく。それでつわりが起こり、酸っぱいものが欲しくなる。肝は酸っぱいものを欲する。3、4ヶ月目は「心」(現代医学の心臓)と「小腸」(小腸)の気が盛んになる。5、6ヶ月目には脾(膵臓)と胃(胃)の気が盛んになる。
ところが、昨日から痰が出る。甘い体臭がする。
(12回目)10週目。前回の痰もなくなり、甘い体臭が消えていた。ただ、この体臭は、本人にも周りの家族にも臭いそのものが分からなかったようでした。この臭いは、分からない方が多いように感じます。同様に治療を行い、今回で終了した。最後に血圧を測定した。101/56mmHgであった。

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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