『ヘバーデン結節』【治験例10】|あん鍼灸院

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1.主訴

ヘバーデン結節

2.患者様

40歳代前半 女性

3.現病歴と症状

1)両手の第1関節と第2関節に炎症が起こり、痛い。関節の突起、すなわち骨棘はできていない。

2)朝のこわばりがある。

3)現在、育児中で授乳中である。症状は出産後から痛くなった。

4)痛みが出た時には手首の関節が熱かった。

5)病院での検査ではリウマチ抗体値が少し高いが、リウマチではないと言われた。治療方法はなく、様子をみてくださいとの診断結果だった。この症状は「へバーデン結節」である。

4.治療結果

(1回目)脈診と腹診、および問診等から体と病、および経脈十二経の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の気の調整を行う治療を開始。病は「体質改善」して治すとよく言われます。病にはそれを引き起こす「病因」が必ずあり、それを治すことが「体質改善」です。初回の鍼治療を行う。

(3回目)朝のこわばりがなくなった。
(4回目)指関節の痛みは、時々痛くなる程度になってきた。
(5回目)指関節の痛みがなくなった。

(8回目)脈状の変動もほぼなくなってきた。1ヶ月後の治療とした。
(9回目)指の第1、2関節の痛みは1ヶ月経ても起こっていない。脈状の変動もなくなった。治療を終了した。
『ヘバーデン結節』は鍼治療が早い程、骨棘の肥大化や関節の固定化および脱臼などが起こりません。

以上

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脈診経絡はり治療専門
あん鍼灸院

香川県高松市木太町1247-11
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